▲この日銀座に集合したメンバー。前列左より、武内さん、重松さん、最高齢の中野さん、代表の牧田さん、
世話役の三木さんと毛利さん。後列左より、清水さん、毛利夫人、会の発案者・富田さん、岩井さん、石黒さん、
牧田夫人、須藤夫妻、辻野さん、永友さん、角田さん。

きもの愛好家グループのほとんどが女性中心に活動しており、リーダーも女性でしたが、今回の

グループは男性のきもの愛好家から発した集まりです。広島在住のきもの愛好家・早坂伊織氏の

インターネットのホームページ、「男のきもの大全」に共感した全国のきものを愛する男性が、

我が意を得たり!の心持ちで参加した集会が昨年開かれました。

 それまで、「男の身でありながら、きものを愛する自分はちょっと変かもしれない」とか、

「きものの話をしようにも全然相手が見つからない」などと悶々としていた男たちが、その日

は晴々と、大きな声で、好きなきものの話ができたのです。幸福感を味わった方たちのなか

から「また会って話したいね」という思いがこぼれ、東京を中心とした地域で関東ブロックとして

活動することになったのです。

 さて、きものを着て集まりやすい場所を考えたときに、誰もが知っている東京を代表する場所、

ということで「銀座四丁目の角、和光の前」と決めたのは、銀座通りは日祭日のほか土曜日は、

午後三時から歩行者天国になると知ったから。メンバーの皆は、きもの姿で歩きたい、

と思ったのです。

 今では、月に一度のデートを楽しむように、きもの好きな男たちに女性のメンバーも少し

交じっていそいそと銀座に集まり、おしゃれした自分を見られる快感に酔い、その後、メンバー

が経営する食事処・土風炉でおしゃれ談義に花を咲かせています。

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