袖無しと野袴、といえば誰でもまず頭に思い浮かべるのは、
そう、あの、水戸黄門様の姿。
思い出します今から２０年前、池袋のデパート（たぶん西武）の
呉服売り場の前を通りかかったときに
「！！！」
と目に付いたまさにそれは袖のない羽織に、
裾をしぼって細身に仕立てた袴の
「黄門様スタイル」・・・・・・
おおお！？と見れば傍らには黒いインバネスコートと
並んで、スタンドカラーシャツの上に着物を重ねた袴姿・・・
いわゆる「書生スタイル」が！
「か、かっこいい・・・・・・（涎）」
この瞬間、大学生の私は誓った。
「いつか、手に入れてやる！」
袖無しと野袴は、深大寺きものの原点を形成するひとつなのだ。
普通、袖無しと言うと「袖無し羽織」のことだが
「袖無し着物」もアリ、なのが鈴之助流。
袖無し着物 リサイクルセンターで４００円で買った女性物
の袖を外して作った物。（素材はたぶんウール）
に
木綿の鷹山野袴